5月13日に開設
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大飯原発3、4号機再稼働に賛成します。但し、脱原発は正しい方向と考えており、理由は原発が危険だからでも、日本が地震国だからでもなく原発の高レベル廃棄物の処分法が確立されていないからです。日本の技術をもってすれば廃炉までの約20年で次世代発電源を開発することは可能と信じます。
物事に100%安全は有り得ません。家に居ても、飛行機、衛星等の人工物体の破片、小惑星、彗星等の宇宙からの物体、超新星爆発による放射線の飛来等・・・による危険はゼロとは言い切れません。太陽光も核による産物で有害な放射線は電離層の遮蔽で救われているに過ぎず、核エネルギーそのものを否定されるなら一生日陰で過ごすしかありませんが、それでも宇宙からの飛来の危険から逃れることは出来ないと思います。 結局、起こり得る危険事象の確率との妥協で我々の生活は成り立っていると考えます。原発にも同じことが言えると思います。福島第一原発の事故原因が判っていないと言われますが、地震、津波で損傷したのは電源、海水循環冷却等の周辺施設で、圧力容器等の本体施設は地震にも津波にも耐えていることは事実で、地震、津波が致命的原因でなかったことは明らかです。 だからこそ、注水循環冷却システムによりメルトダウンした炉心を冷やして現状維持が保たれていると思います。同じ地域に在った東北電力・女川原発は予想を遙かに超える津波・地震に遭いながらも 予備電源の活用等により冷却システムを維持し事なきを得て、当日は地域住民の避難先にもなり、現在も安全は充分保たれていることがいい例で、福島第一原発の事故は人災との意見も無視できない由縁と考えます。 福島第一原発の事故で判らないのは、何故周辺施設の補助電源や予備施設を使えなかったのか、どんなメカニズムで大量の放射性物質が流出したの、何故予測されていた水素爆発を防止できなかったのかにあります。 大飯原発3、4号機は、東日本大震災クラスの地震に対して本体が損傷しないこと、海水循環冷却システム等の周辺施設が損傷してもバックアップで代替できる保証が有ること、周辺の自治体が再稼働に賛同することの条件が揃えば再稼働はすべきです。 太陽光、風力、地熱、潮力等の自然エネルギー源にも多々問題が有り、オイルシェル、メタンハイドレートは埋蔵量とコストに疑問が残り、輸入に依存するしかない既存の石油、LNG、石炭は国際情勢と脱原発の日本の足許を見られ安定的な量と価額の確保は難しい状態にあります。原発再起動しなくても、暑さを我慢するなどの節電で一般家庭では凌げるかもしれませんが、工業立国である日本ではより安定な電圧による、より安価な電力がどうしても必要です。 原発の2倍もする火力、数倍もする太陽光、風力では日本経済は更に弱体化し我々の生活が脅かされます。原発再稼働を多くの学者、ジャーナリスト、政治家たちは禁句とし、脱原発=原発再稼働不可を当然として多くの国民を原発再稼働反対に誘導しているのは国益を損なう不幸なことと思います。 読売新聞が4月5日「原発新安全基準 丁寧な説明で早期に再稼働を」と題する社説で条件付きながらも大飯原発3、4号機再稼働賛成の立場を表明したことは評価に値すると思われます。直近の同紙の世論調査で賛成派が逆転で反対派をややリードする状態になってきたとのこと、これが事実なら喜ばしいことです。 PR |
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